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表向きの数字だけで日本を経済危機に陥れないでよ!!

[国の借金] ブログ村キーワード
昨日、日本でもS&P(というのは、主に企業の信用力を調査研究して信用格付けを行う会社らしいが、同時に国の借金返済能力も評価している)が、日本の国際のレベルの評価をワンランク下げたというニュースがあった。「AA」から「AAマイナス」になったらしいが、「AAマイナス」は21段階ある格付けのうち上から4番目だが、財政危機が懸念されているスペインを下回る評価なんだそうだ。

このニュースを受けてNPR(日本で言えばNHKにあたる)の国際経済特派員が今の日本経済を以下のように分析していた。私は彼のコメントに大変腹立たしい思いをしながら聞いていたが、一方でなんだか日本のお偉方が言ってたこととちがうんじゃないの?という疑問も湧いてきた。 

以下彼の話の要約である(かなり私情がはいったまとめ方だが)。「今から15年前、日本の経済力は中国の7倍でしたが今では残念ながら中国に追い抜かれてしまいました。去年の夏はギリシャ経済危機が大きくとりざたされていましたが、日本の借金の総額はそんなチョロイもんじゃありません。今の日本経済は弱体化し、政府はカネを湯水のごとく使いまくり債務はGDPの二倍というとてつもなく不名誉な記録を打ち立てています。これを越えるほどの巨額の債務を持っているのはかの悪名高いムガベ大統領のいる腐りきったジンバブエだけなのです。将来も高齢化に伴う年金の支払いの増大と言う大問題を抱えているし、政府のやることなすことすべて“Baaaaad”...。もう、日本はいつ立ち上がれるのか全く見込みがありません。でも、アメリカの借金も増えるには増えてきてはいますが、日本に比べると、そんなの問題ない! だってアメリカの経済は確実に回復してきているので~す...。」

しかし私の理解と記憶が正しければ、日本政府の借金はほとんどが国債という形で日本国民から借りているがギリシャは外国から借りまくっているので、この二国の借金の性質は違うはずだ。(簡単に言えば日本は親兄弟から借金しているが、ギリシャはサラ金に手を出してニッチもサッチもいかなくなった状態にあるというほどの大きな違いがある。)よって、危険度もちがう。何でこのオッサンは単なるうわべの数字だけを比較して日本の経済をこき下ろすのか。なんだか割り切れないものが残る
by osakanoobachan | 2011-01-30 11:21

生活の本拠地をアメリカに大阪と行き来しながら早20余年。とはいえ日米国の隔てなく世事への好奇心は増すばかりの毎日。健康、美容、食べる事から外交、教育などなど、気の向くままに綴っています。


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